馬良 季常

なんとなく、世界観が掴めて来ましたでしょうか?
このページ「その2:必要最低限の語句」では、三国志によく出て来る語句の説明を致します。専門用語を使わずに説明、と申し上げましても、やはり限界がございます故。

ここで紹介する数個の単語だけは、
覚えなくても構いませんので意味を捉えておいて下さい。

三国志を全く知らない人へ送る、専門用語を一切使わない三国志説明ページ
HOW TO 三国志
その2:必要最低限の語句
三国志によく出て来る語句の説明



君主(くんしゅ)ってなに?


勢力のトップ‥‥殿様です。

上記にて、「漢の国には、多数の勢力が存在した」と御説明しました。
「勢力の長(おさ)」、つまり
「とのさま」の事
三国志では「君主」と呼ぶ事が多いです。

また、皇帝を名乗り、「勢力」が「国」になった後も
それぞれのトップの事を君主と呼ぶ事もあります。

とにかく、偉い人なのです。




義兄弟ってなに?


腹違いの兄弟の意味ではありません。

簡単に申し上げますと、全くアカの他人同士が

『お前と一緒なら野望が叶う気がするさ!一緒に居よう!死ぬまでお前とは一緒さ!』

‥‥‥‥と意気投合する事です。

あつい男たちですね。




文官と武官


見分け方が難しいのですが。

文官とは頭脳派、武官とは肉体派をさす振り分けですが…
これの振り分けは非常に難しいものです。
己の武器が、頭か体か。それだけの違いと認識してしまいましょう。

当時、文官の方が爵位が↑だったとかいろいろうんちくを垂れ出すとキリがありません。
筋肉か脳みそか、これだけの違いです。

もっとぶっちゃげますと、ヨロイか着物か。もうこれ、
これで十分です。

諸葛亮先生の「ちょっと豆知識」

馬良どの、ちょっと失礼。
そのようにヨロイか着物か、と申されましても…
戦いのプロである関羽どのが平常は着物だったり、
軍師であるはずの周瑜殿は鎧がトレードマークだったりと、
変化球も多々ございますれば。
…私個人の考えですが、各々皆様が勝手に持つイメージで
振り分けてしまって結構かと思うのですが。

例えばですが…
わたくしや馬良どののことを「武官」と振り分ける人はあまりおりませぬ。
筆を手に取り書類を書いているイメージを持つ方が大半かと思われます。

それはきっと、私や馬良どのが物語の中で
馬を操り、武器を手に取り、勇ましく戦ったエピソードがないからです。

「三国志の登場人物には得意分野がそれぞれあり、
それを駆使して物語が進行していくものである」


この程度の認識を持っていればよいのではないでしょうか。





理解できましたでしょうか?
できましたら「その3」へお進み下さい。